★全国高等学校文化連盟事務局を訪問してまいりました。


2006年6月13日(火)
岩手県立盛岡第四高等学校内にある全国高等学校文化連盟の事務局を石谷が訪問してまいりました。

岩手県高文連理事の古市先生(写真下から3番目)が出迎えてくれまして、そのあと、全国高文連の岩舘事務局長(写真一番下)とサシで約1時間半程度、話をしてまいりました。

話を聞けば聞くほど「前途多難」が見えてきました。

まず、全国高文連の立ち上げ方なのですが、これは、岩舘事務局長を石谷が説得すれば完了なのです。
岩舘事務局長から総会にかけ、100%承認されるそうです。
ところが・・・
岩舘事務局長を説得するための6つの条件を聞かされました。

1 会長、事務局長、事務局校の予定者が決まっているか。
これはOKですよね。

2 47都道府県のうち加入予定数はどれほどか。
現在4県でも構わないが、増える見込みはあるのか、増える方向で話が進んでいるかということです。

3 加入予定都道府県それぞれに加入予定校はいかほどあるか。
ここは大きなポイントとなるようです。それぞれの県内での生徒数です。

4 将来の活動に継続性、発展性が期待できるか。
ここも大きなポイントとなるようです。毎年、確実に全総文祭を開くことが可能かということです。

5 全国高総文祭を内定または予定している開催県に、当該の専門部があるか、あるいは新設の可能性があるか。
岩舘事務局長から、島根、群馬、三重、宮崎、福島と続いていくが、まずはとりあえずこの5県、今日現在は専門部はなくても、それぞれの県内の高校教諭でアマチュア無線に情熱のある人はいますか?
とのことでした。

6 専門部として10万円の年会費を納入できるか。(会費納入規程)
上納金ですね。まあ、これはなんとかなりますよね。

以上6項目において、石谷が岩舘事務局長を説得することができれば設立の運びということになります。
ため息が出てしまいました。

はい、ここでかなり落ち込みましたが、話題を変えて、島根で、なんとか全国的な集まりをできないか。
という話に持っていきました。
すると、岩舘事務局長から「全国的な集まりとは、正式にということですか?」と聞かれたので、
「はい、そうです。協賛部門のような形でできませんでしょうか。」と持ちかけました。
すると、彼は、全国高等学校総合文化祭開催基準規定の第10条の高総文祭参加資格を説明され、たとえ協賛部門と言えども、まず、県の高文連に所属し、県の高文連の会長さんの許可が必要と説明されました。
また、「諸々の準備は?」と聞かれ、「諸々のことは、我々準備会でやります」と言うと、さらに費用のことを心配されてきました。

はい、確かに、神奈川でやったときも、協賛部門というだけでも、全体としてかなり多くの回数の会議が持たれたのです。
その会議に参加(神奈川から例えば島根まで毎回)できますか?交通費、宿泊費など資金は充分ですか?
というわけです。

そういうことから、熱心なその県の高校教諭が必要というわけです。

岩舘事務局長は、「石谷さんの熱意とお気持ちは痛いほどわかるが・・・」と何度もおっしゃってくださいました。


また、
「我々準備会を全国高文連の事務局預かりにして、各県の協賛部門に働きかけていただけないか。」
と、いうことも聞いてみました。
しかし、「全国高文連の事務局はそういうところではなく、全総文祭はそれこそ、開催県のやり方ですべて進めていくので、その県の『実行委員会』がすべて決めていく。」
とのことでした。

実は島根は、もうほとんど、各部門の実施場所など細かいことが出来上がっているようで、これから働きかけても99%無理では?とのことでした。
しかし、次の群馬は、これから実行委員会を立ち上げるとのことなので、まだ入る「余地」はあるかもしれないとのことでしたが、なにぶん、例の「かなりの多くの回数の会議」に耐えうる人が居ないとということです。

はい、以上で、一応の報告とします。

最近、あまり言わなくなってしまいましたが、我々の会ができたころは、よく、「自分の県と隣の県に専門部を設置しよう」なんて言っていましたね。


そう、最後に、岩舘事務局長が、「結局のところ、各県で専門部を作って全国を立ち上げてしまう形が最終的にはベストなのかもしれません。立ち上がってしまえば、ないところは、それなりに用意しようとしますから。」
と、3月の会議で、静岡の小川さんが発言されたようなことをおっしゃっていました。

はい、帰りの新幹線は、今後のことを考え、ぐっすり寝てきました。


それにしても、岩手高文連理事の古市先生には、たいへんよくしていただきました。

2006/06/13 22:51 石谷優行